【2024年最新版】オフィス壁面デザインのおすすめと施工事例4選!

水色の壁紙

2024.6.3更新 ※この記事は5分で読めます。

** この記事のポイント **

オフィス壁面デザインの役割

造作壁とパーテーション

壁の色と・材質の選び方

その他・注意したい法令等

オフィス壁面デザインの役割

オフィスでは、壁や部屋の増設が必要になるタイミングが予想以上にたくさんあります。
例としては会議室や、機密情報を扱うクローズな部屋が必要になったり、事務所の人数の増減や部署の新設・統合などが挙げられます。

一般的にオフィスの壁には、大きく分けて「造作壁」と「パーテーション壁」の2種類があり、 それぞれ、遮音性・デザイン性・可動性・工期・費用などにおいて違いがあります。両者の特性を理解した上で、目的・用途に適した方を選ぶ必要があります。

造作壁とパーテーション

【造作壁の特徴とメリット・デメリット】

造作壁は遮音性が非常に高いのが特徴で、音が伝わらないような空間を作りたいときや自由度の高いデザインをしたいときに有効です。「タイル施工」「グラフィック施工」「塗装施工」「クロス(壁紙)施工」など仕上げの種類も豊富なため、希望するデザインを柔軟に実現することができます。

<メリット>

○ 遮音性が高い

○ カーブなど形の自由度も高く、デザインが豊富

<デメリット>

○ 複数の工程が必要になるため時間がかかる

○ 移転・レイアウト変更時には取り壊さなければならない

【パーテーションの特徴とメリット・デメリット】

パーテーションはコストを抑え、あまり時間をかけずに施工することができる特徴をもちます。
そして最大の特徴といえば解体・再施工が可能なことが1番のメリットで、パーテーションであれば、一部を解体して必要な部分を増設することや、お使いいただいているパーテーションを解体して、引越し先でもそのまま使うことも可能です。

<メリット>

 ○ 移転やレイアウト変更の際には解体・再施工が可能

 ○ ランマ(パネル上部)を塞ぐ・塞がないなど、いくつかの施工方法があるため、
   コストを抑えての施工も可能

 ○ 工程が少なく、施工が最短数時間で終わる場合も

<デメリット>

 ○ 遮音性が造作壁に比べて劣る

 ○ 曲線を作ることが出来ないなど、デザイン性が造作壁に及ばない

壁の色と材質・デザインの選び方

【アクセントクロスで魅せる壁面デザイン】

オフィスの壁紙は、ベースとして白やグレーといったニュートラルな配色を用いるのが基本ですが近年では、4面ある壁の一部に、デザインクロスやコーポレートカラーの壁紙を配置するアクセントクロスが人気です。この手法はコストが抑えられる上、効果的に取り入れることで、活発な動きのある空間がつくれます。

この他、近年ではグラフィッククロスの人気も高まっています。

<色と心理的効果>

赤 ▶︎活発な印象を与え、交感神経に作用する

桃▶︎幸福や愛情深さを表し、エストロゲンに働きかける

橙▶︎陽気を感じさせ、腸の働きを活性化させる

黄▶︎人を朗らかにさせ、集中力増大や消化促進の作用がある

緑▶︎安心感を与え、脳下垂体や目の緊張に働きかえる

紫▶︎個性的な印象を与え、精神を安定させる

青▶︎知性や冷静さを感じさせ、セロトニンの分泌を促す

白▶︎清潔感や上品さをイメージさせ、筋肉を緊張させる

黒▶︎威厳や高級さを感じさせ、体に刺激を与えない

灰▶︎スマートさや控え目な印象を与え、頭を冴えさせる

デザイン壁のあるオフィス
壁面がおしゃれな会議室
コンセプトカラーを決めた会議室 内装の写真

【オフィスグリーンで魅せる壁面デザイン】

空気中の有害物質を吸着・分解するなど、空気環境の快適性を向上させる働きのあるグリーンを壁面に利用したデザインはワーカーのストレス軽減に大変効果があるといわれています。

【参考】観葉植物の生活環境に対する影響評価 : 環境デザインのための基礎的研究

オフィスグリーン02
グリーンの広がるワークスペース

グリーンウォール

【シーンに合わせた壁面デザイン】

明るい壁面デザインのオフィス
アートのあるオフィス

【建材の材質で魅せる壁面デザイン】

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壁面デザイン2

その他・注意したい法令等

【ビル管理会社に工事可能範囲を確認する】

すでに建っているビルに参入する場合、そのビルの管理会社に、どんな工事が可能か確認します。

工事ができるのであれば、造作壁やハイパーテーションを採用できる可能性がありますが、工事が不可の場合は、ローパーテーションでのプランに変更せざるをえません。

【消防法】

天井まで届く高さのパーテーションで間仕切りを行うには、防火対象物使用開始届出書の提出も必要です。 「元々のオフィスを使用するから使用開始届出書は関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、先ほどの防火対象物工事等計画届出を行った場合は、併せて防火対象物使用開始の届出も必要です。

消防署が消防用設備の設置状況などを審査・指導し、建物の安全性を確保するために提出が求められます。使用を始める7日前までに、管轄の消防署へ届け出ましょう。

オフィスは不特定多数の方が利用することが想定できますので、スプリンクラーの設置など義務付けされていることが多いです。

また、天井までつく壁の場合とつかない場合では、スプリンクラーの必要設置数が異なるため、確認が必要です。

※参考:東京消防庁.「防火対象物の工事等計画の届出制度」

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/office_adv/bouka/02.html  (参照 2024-04-19)

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